簿記検定試験の合格率といっても、日商や全経、全商、全産といった主催別によっても違いますし、
級によっても違います。
7〜8割合格する試験もあれば、10%台の難関の試験もあります。
級が上がれば合格率が下がり、難易度は上がっていきます。
特に、日商簿記は社会的にも評価が高く、知名度が高い簿記検定で、
日商簿記2級以上は履歴書に書けるという認識があると思います。
級 | 平均合格率 | 2月平均合格率 | 6月平均合格率 | 11月平均合格率 |
---|---|---|---|---|
1級 | 10% | - | 11% | 9% |
2級 | 30% | 30% | 28% | 33% |
3級 | 37% | 38% | 37% | 38% |
4級 | 40% | 40% | 45% | 40% |
中でも日商簿記1級は、合格率10%程度であり、受験者層が税理士受験生や公認会計士受験生がこぞって受験する試験ということもあり、 簿記検定の中でも非常に難関で、有名な国家試験と比較しても遜色がない難易度と言っても過言ではありません。
日商2級と比較して、商業簿記、工業簿記はもちろんのこと、
会計学、原価計算が加わり試験範囲がかなり広がり、会計士試験とほぼ同じとなることで、
問題の難易度もかなり跳ね上がります。
勉強時間も相当な差が出てきます。
2級、3級は併願受験されることが多く、3割合格する試験ですので、
比較的合格しやすいといっても良いでしょう。
4級は、合格率は高いですが、あまり受験されず、ほとんどが3級からの受験となっています。
表にあるように、級が上がれば合格率も下がり難易度が上がります。
1級以外絶対評価となっているため、受けた回によってはかなり合格率が下がったり、
大きく上がったりします。
簿記といえば、日商簿記ですが、全経簿記も申込者数が多い簿記検定です。
全経上級試験は、日商簿記1級と同様、合格すると税理士試験の受験資格が得られるので、
それなりの低い合格率と高い難易度を誇ります。
級 | 平均合格率 | 2月平均合格率 | 7月平均合格率 | 11月平均合格率 |
---|---|---|---|---|
上級 | 18% | 19% | 18% | - |
1級会計 | 33% | 27% | 40% | 31% |
1級工簿 | 60% | 52% | 63% | 61% |
2級 | 60% | 52% | 68% | 63% |
3級 | 56% | 48% | 60% | 60% |
4級 | 66% | 60% | 70% | 68% |
全経簿記も、日商簿記同様、上級を除いて合格しやすい合格率となっています。
全商簿記、全産簿記共に高い合格率となっており、
合格しやすい検定試験となっています。
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